体力的にも毎日通勤することが難しい。|機能障害のお仕事体験談

コーヒー、パソコン

お持ちの障がい、ご病気を教えてください

進行性の神経難病による四肢と体幹の機能障害

どのような場所で働かれたことがありますか

就労移行支援施設,就労継続支援施設A型,就労継続支援施設B型

どのサービス、企業で働かれましたか

就労支援サービスを利用しなら、B型、移行支援、A型就労と移行してきました。

働く上でお困りになったことはなんですか?

体力的にも毎日通勤することが難しく、また体温調節が難しく暑さ寒さの影響を受けやすいため、個人的に暖房器具などを使えない環境下での作業は大変でした。外出するための準備なども人一倍かかるため、それだけで体力を消耗してしまうこともよくありました。体調を大きく崩してしまうことも多々あり、働きたいと思う気持ちとの兼ね合いがとても難しく感じました。

お困りになったことに対して、どのような工夫をされましたか?

在宅ワークという形を知り、探しはじめました。自宅で仕事ができる分、その日の体調に合わせ環境調整もしやく、毎朝の支度にかける時間も半減したことで、体力を温存しより仕事に集中して取り組むことができるようになりました。また体調を大きく崩してしまうことも減ったように感じています。

周囲の方はどのように支援を受けましたか?

働きたいと思う気持ちを最大限に汲みとり、障害のこと、体力的なこと、リハビリなどの時間なども踏まえ相談にのってくださり、どのようにしたら働くことを無理なく実現できるかを一緒考えてもらえました。在宅ワークをという形は障害を持つ者にとって働くを実現するための大きな存在だと感じています。現在の制度上、通期や社内ではヘルパーの利用等もできないため働きたいと思う気持ちがあっても難しいというひとはたくさんいると思います。体力的なこと、体のことなど、付随してついてくるいろんな問題や課題とうまく付き合いながら、どうしたら実現できるかを考えることが大切なのではと感じています。またリハビリや通院などの問題も大きいと思います。その点を理解してもらえる職場に出会えることも大きいように思います。

これからお仕事探しをされる方にアドバイスをお願い致します

お仕事をすることだけが全てではありませんが、自分の手で稼ぎを得られることの喜びは障がいがあると人一倍大きいのではと思います。どうしたら無理なくそれを達成できるか、それを得てこれからどうしていきたいかなど。自分にはどこまでできて、どこからは難しいのか。その線引きを探しながらトータルで見ることも大事なのかなと感じています。つい周りと比べ、もっと頑張りたいと思ったり、焦ったりもありますが体調を大きく崩さないで、コンスタントに続けていくことも大事なのかなと感じています。そのためにはどうしたらいいのかを考え調整していけるようになるスキルも病気や障害を持ちながら働く上では必要なことなのではと思っています。

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